履行可能性テスト積立が始まった時、『再来月くらいにはきっと、今までの苦労が報われて、やっと個人再生が始まる!』と変なウキウキ感を感じました。
抜け出せない蟻地獄のような借金生活、毎月毎月生きた心地がしないほどの、次から次へのキャッシング生活からやっとの事で、【合法的に】逃れる事が出来るのです。
なんかスッキリとした爽快感とでも言ったら良いのでしょうか、そんな感じさえありました。
私はそんな気持ちで、
1ヶ月・・・、
2ヶ月7・・・、
そして3ヶ月と履行可能性テスト積立の5万円を3回払いました。
電話が来ないので自分から電話をする。結局もう1ヶ月伸びる
私が変に楽しみにすら感じていたためでしょう・・・、3回目の履行可能性テスト積立を振込んだ後、『お疲れ様でした。来月から本番(個人再生)の返済です。』とでも電話がかかってくるものだと思っていました。
支払いは毎月月末までなのですが、3回目を振込んだ後、翌月になっても電話は来ません。
私は不安で不安で仕方がありませんでした。
『個人再生は許可出来ません。』とか、
『もう一回、書類提出から始めましょう。』とか、ありえない事まで言われるのではないかと考えてしまう程でした。
その位、私は個人再生について、たとえ弁護士さんにお願いしているとはいえ、ずっと不安を抱いていました。
どこかでまた、『個人再生は不可となったので、今までの返済を始めて下さい。』などと言われるのではないかと頭の片隅に持っていました。
私はたまらなくなり、自分から弁護士事務所に電話をしました。

どうしましたか?

いや、履行可能性テスト積立の3回目を振込んだのですが、何も連絡が無いので不安になりまして。

そうですか。それは申し訳ございませんでした。最初にお話ししました通り、履行可能性テスト積立は通常、3回か4回になります。
もしそれ以上になるとか、何らかの連絡が裁判所からありましたら連絡しますので、という事をお伝えしていたので特に何も連絡していませんでした。

という事は今月、4回目も振り込むという事ですか?

今の段階で裁判所からは何も連絡が来ていませんのでそうなると思います。

分かりました。ありがとうございました。
ということで、私の取り越し苦労ではあったのですが、もう1ヶ月伸びる事になりました。
と、同時に私の変な不安ももう1ヶ月持ち続ける事になってしまいました。